![]() 中央同期装置を備えた自動車用のカウンターシャフト構造のデュアルクラッチ変速機
专利摘要:
本発明は、中央同期装置を装備した自動車用の、カウンターシャフト設計のデュアルクラッチ変速機に関するもので、その中には各部分ギヤ機構を減速するためにブレーキ装置が設けられており、バンドブレーキ(1、2)がブレーキ装置として設けられている。 公开号:JP2011515628A 申请号:JP2010550116 申请日:2009-02-20 公开日:2011-05-19 发明作者:エックアルト、リュプケ;ゲルハルト、グンポルツベルガー;マティアス、ライシュ 申请人:ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフトZf Friedrichshafen Ag; IPC主号:F16D23-02
专利说明:
[0001] 本発明は、特許請求の範囲の請求項1の上位概念部分において詳しく定義された方式に従う、中央同期装置を装備した自動車用の、カウンターシャフト構造のデュアルクラッチ変速機に関する。] 背景技術 [0002] 自動車工学から、多段式のデュアルクラッチ変速機が知られている。通常、デュアルクラッチ変速機は、2つのクラッチを有しており、それらは、それぞれ、その入力側で駆動軸と、その出力側で2本の変速機入力軸のそれぞれの1本と、結合されている。この2本の変速機入力軸は、互いに同軸に配置されている。さらに、2本のカウンターシャフトが、2本の変速機入力軸と軸平行に配置されており、そのアイドルギヤが、変速機入力軸の固定ギヤと噛み合っている。このようなデュアルクラッチ変速機では、ギヤ段は基本的に部分ギヤセット(Teilgetriebe)内において投入ないし解除され、当該部分ギヤセットはパワーフローの中に存在しない。この場合、ギヤ段の投入は、それぞれシフトするべきアイドルギヤに割り当てられている同期調整(シンクロナイジング)によって行われる。] [0003] 特許文献DE10243278A1から、デュアルクラッチ変速機、特に自動車用デュアルクラッチ変速機、を同期調整(シンクロナイジング)するための装置が知られている。この装置は、基本的に、2つの変速機入力軸ブレーキを備えたブレーキ装置で構成されている。2つの部分ギヤセットには、さらに、回転数を同期調整するための調整可能な同期要素が割り当てられている。当該同期要素は、摩擦リングとして形成されており、そのリングは、シフトロッドを軸方向に移動させる際に、それぞれのスライディングスリーブと接触する。これにより、シフト操作の際に、より速い軸が、より遅い軸に対して、減速させられる。同期調整(シンクロナイジング)を支援するために、各部分ギヤセットに、変速機入力軸ブレーキが割り当てられている。この軸ブレーキは、制御装置を介して制御可能であり、同期調整(シンクロナイジング)に必要な摩擦性能、すなわち、各軸の減速、を発生させることができる。しかしながら、このような変速機入力軸ブレーキ及び同期要素は、少なからぬスペースをさらに必要とする。] [0004] さらに、特許文献DE10225331A1から、カウンターシャフト構造の中央同期装置付きパワーシフト(負荷切換)変速機が知られている。このパワーシフト変速機の場合、同期調整(シンクロナイジング)はセンターで行われ、通常、他のシフト装置は非同期に実施され得る。このために、2つのシフト要素が効率のよい同期要素として形成されるが、それらはコストが高く大きなスペースを必要とする。] [0005] 本発明の課題は、当該明細書の導入部で述べた類のデュアルクラッチ変速機であって、コスト効率が良く、必要なスペースが最小で済む変速機ブレーキを装備した、デュアルクラッチ変速機を提供することである。] [0006] この課題は、本発明に従い、特許請求の範囲の請求項1の特徴によって解決される。他の有利な実施形態は、下位請求項と図面から明らかになる。] [0007] それによれば、中央同期装置を備えた自動車用のカウンターシャフト構造のデュアルクラッチ変速機が提示され、そこでは、各部分ギヤセットを減速するためにブレーキ装置が設けられており、その際、ブレーキ装置として、それぞれバンドブレーキまたはその等価物が使用されている。] [0008] ブレーキ装置としてのバンドブレーキは、特にコスト効率が良い。なぜなら、それは基本的に、金属製の湾曲した細長い板またはその等価物であり、その上に、例えば樹脂に含浸された特殊な紙またはその等価物からできた適切な摩擦ライニングが塗布ないしは接着されているからである。もっとも、バンドブレーキの他の仕様も利用可能である。例えば、一巻きあるいは複数巻きのバンドブレーキが使用でき、それらの場合、端部が、例えばリベット固定されたベルトロック(Bandschloessern)またはその等価物で固定されている。その巻き付き角は、1回巻きの場合、好ましくは約300°、2重巻きの場合、約700°であり得る。他の巻き付き角もまた可能である。] [0009] 変速機ブレーキとしてバンドブレーキを使用する場合の本質的な利点は、バンドブレーキは、それ以外の使用する同期調整(シンクロナイジング)より、明らかに重量が軽いということである。従って、バンドブレーキは、割り当ての(帰属する)歯車に追加の質量慣性モーメントをほとんど与えない。これによって、それ以外なら必要な同期調整(シンクロナイジング)がなくてよいので、システム全体の質量慣性モーメントは明らかに減少する。特にデュアルクラッチ変速機で、いわゆるインターナルシフトを使用する場合、バンドブレーキは、全長に関係なくデュアルクラッチ変速機内に収容されることができる。] [0010] 本発明に従って提供されるデュアルクラッチ変速機の場合、適用例に応じて、複数のバンドブレーキが複数のカウンターシャフトのうちの1本に、及び/または、複数の変速機入力軸のうちの1本に配設され得る。また、1つのバンドブレーキが1本のカウンターシャフト上に、そして、もう一つのバンドブレーキが1本の変速機入力軸上に、配設されることも可能である。好ましくは、複数のバンドブレーキが、複数のカウンターシャフトの少なくとも1つのアイドルギヤに、及び/または、複数の変速機入力軸の少なくとも1つの固定ギヤに、配設され得る。実施形態に応じて、バンドブレーキは、帰属しているシャフト(軸)に対して同軸に配設され得る。好ましくは、バンドブレーキは軸方向に並んで設けられ得る。もっとも、他の配設の可能性も考慮可能である。] [0011] ある好ましい実施形態においては、例えば、第1バンドブレーキは、第1部分ギヤセットの第6速用のアイドルギヤに割り当てられ、第2バンドブレーキは、第2部分ギヤセットの第5速用ないし第7速用のアイドルギヤに割り当てられ得る。これによって、どの部分ギヤセットにも1つのバンドブレーキが配設される。デュアルクラッチ変速機の他の構造的実施形態の場合には、バンドブレーキが他のアイドルギヤに配設され得る。] [0012] バンドブレーキは、好ましくは、少なくとも1つの電気式、電気機械式、油圧式、電動油圧式、及び/または、空圧式の作動装置を用いて作動され得る。2つのバンドブレーキのために、1つの共通の作動装置が設けられることは可能である。その作動装置は、それらハンドブレーキを相互に独立に作動させることを可能にする。もっとも、複数のバンドブレーキのために、別々の作動装置が投入されることも考慮可能である。] [0013] 作動装置として、ある可能な実施形態に従えば、ピストンシリンダユニットが設けられ得る。これによって、各バンドブレーキのブレーキバンドは、そのピストン運動により、緊張または緩和され得る。その結果、制動効果を所望の態様で変更することができる。有利なことに、この作動装置は、電気モータユニットも包括できる。その結果、制動効果を電気的に変えることができる。] [0014] 作動の仕方や態様とは関係なく、バンドブレーキの作動装置またはブレーキバンドには、ブレーキバンドのエアギャップを確保するためのリセット要素が配設され得る。リセット要素としては、例えば、リセットスプリングまたはその等価物が採用され得る。他の調整要素も使用することができる。] [0015] 本発明のある可能な実施形態では、各バンドブレーキを作動させるために、レバー要素またはその等価物が、バンドブレーキのブレーキバンドの作動可能な端部に連節(連結)される。この態様により、例えばピストンシリンダユニットとして形成されている作動装置は、ブレーキバンドを緊張または緩和させるためにレバー要素を操作すべく、レバー要素と作用結合することができる。バンドブレーキのブレーキバンドの固定された端部は、任意の方法でハウジングに固定結合され得る。] [0016] バンドブレーキを作動装置と作用結合させるもう一つの可能性は、バンドブレーキを作動させるために、少なくとも1つの偏心部またはその等価物を有する第1偏心軸が設けられ、その偏心部にバンドブレーキのブレーキバンドの作動可能な端部が連節(連結)されることによって、実現され得る。バンドブレーキの固定される方の端部は、例えばベアリングピンまたはその等価物を介して、ハウジングにしっかりと保持され得る。さらに、もう1つの、すなわち第2のバンドブレーキを作動させるために、前記固定された端部が、1つの偏心部を有するもう1本の偏心軸と結合される。これに対し、第2バンドブレーキの固定された端部は、第1偏心軸の非偏心に形成された軸部に保持されている。これによって、構成部品が共通の固定によって節減され得る。さらに、偏心軸を介した作動は、コスト効率が良い。というのは、当該軸は、例えば変形されたワイヤーによって最も簡単な方法で製造可能であるからである。] [0017] 偏心軸を使用する場合、バンドブレーキは、偏心軸の対応する回転運動によって作動される。偏心軸の回転運動は、作動装置としてのピストンシリンダユニットによって、あるいは対応する機構によって、実現され得る。もっとも、他の作動方法も考慮可能である。] [0018] 偏心軸を用いてバンドブレーキを作動させる場合、例えば、バンドブレーキのブレーキバンドの端部を保持するために、センターベアリングユニットが使用されることが考慮され得る。しかしまた、個別のベアリングも考えられる。センターベアリングユニットとしては、偏心軸およびベアリングピンの割り当てられた端部を収容するための収容口を備えた、少なくとも1つのキャリヤまたはその等価物が設けられ得る。] [0019] バンドブレーキの複数のブレーキバンドの端部は、例えば偏心軸またはベアリングピンが貫通できるように形成された付帯タブをそれぞれ有し得る。この態様により、ブレーキバンドの各端部は簡単に割り当てられた軸と結合され得る。もっとも、ブレーキバンドの端部と割り当てられている軸との間で、別の結合方法も考えられる。] [0020] 提示されたセントラルシンクロナイズド・デュアルクラッチ変速機は、ギヤ段数に関して、また、個々の構成部品の構造上の配置に関して、任意に設計され得る。好ましくは、パワーシフト可能なギヤ段の他に、インナーシフトによってもアウターシフトによってもシフト可能なワインディングギヤ段(Windungsgaenge)をも実現するような、ドグシフト式デュアルクラッチ変速機が利用される。もっとも、本発明に従って提供されるバンドブレーキを用いた中央同期装置を備えた別の変速機システムも、実現可能である。] 図面の簡単な説明 [0021] 例示的に示された中央同期装置付きデュアルクラッチ変速機の概略断面図である。 本発明に従うデュアルクラッチ変速機の第1実施形態におけるバンドブレーキの3次元詳細図である。 本発明に従うデュアルクラッチ変速機の第2実施形態におけるバンドブレーキの3次元詳細図である。 本発明に従うデュアルクラッチ変速機の第3実施形態におけるバンドブレーキの3次元詳細図である。 バンドブレーキのブレーキバンドの3次元概略図である。 デュアルクラッチ変速機の第2実施形態におけるバンドブレーキの偏心軸の3次元概略図である。] 実施例 [0022] 以下では、本発明が、図面に基いて詳述される。各図内で、同じ構成部品に対しては、同じ参照記号が使用されている。] [0023] 図1には、例示的に、複数ギヤ段のデュアルクラッチ変速機が断面図で示されている。このデュアルクラッチ変速機は、中央で同期され(セントラルシンクロナイズドで)ドグ式にシフトされる変速機として形成されており、2つのクラッチを有し、それらの入力側は1本の駆動軸と結合されている。さらに、その駆動軸には、ねじれ振動ダンパが配設されている。クラッチの出力側は、互いに同軸に配設されている2本の変速機入力軸w_K1、w_K2の1本に、それぞれ結合されている。第1変速機入力軸w_K1は、中実軸として形成され、第2変速機入力軸w_K2は、中空軸として形成されている。さらに、2本のカウンターシャフトw_v1、w_v2が設けられており、それらは互いに軸平行に配置されている。各カウンターシャフトw_v1、w_v2には、複数のアイドルギヤが配設されており、それらは変速機入力軸w_K1、w_K2の固定ギヤに噛み合っている。] 図1 [0024] 各カウンターシャフトw_v1、w_v2のアイドルギヤを切換可能とするために、各カウンターシャフトw_v1、w_v2には、内側から作動する多数のシフト装置が設けられている。パワーシフト可能なギヤ段の切換の外に、デュアルクラッチ変速機でワインディングギヤ段を実現するために、変速機入力軸w_k1、w_k2も従属(対応)させることができる。] [0025] 各実施形態に依存することなく、デュアルクラッチ変速機は、各部分ギヤセットを制動するためにブレーキ装置を有している。この場合、本発明に従い、第1バンドブレーキ1は第1部分ギヤセットに配設され、第2バンドブレーキ1は第2部分ギヤセットに配設されている。この時、バンドブレーキ1、2は、バンドブレーキ1、2がそれぞれ直接または間接に変速機入力軸w_k1、w_k2に割り当てられるように、すなわち、バンドブレーキ1、2がそれぞれ部分ギヤセットの一つを制動することができるように、接続配置されている。この態様により、パワーフローの中に無いそれぞれの部分ギヤセットは、各シフト操作をセンターで同期調整して実施可能とするように、割り当てられたバンドブレーキ1、2によって制動され得る。] [0026] 図1から分かるように、第1部分ギヤセットに割り当てられている第1バンドブレーキ1は、第1カウンターシャフトw_v1の第6速用のアイドルギヤ3に設けられ得る。さらに、アイドルギヤ3は、軸方向で歯車4の横に設けられたシリンダ部5を有しており、その円周部分に、第1バンドブレーキ1のブレーキバンド6が少なくとも部分的に接している。第2部分ギヤセットに割り当てられている第2バンドブレーキ2は、第2カウンターシャフトw_v2の第5速用ないし第7速用のアイドルギヤ7に設けられている。さらに、このアイドルギヤ7は、径方向の段差8を、軸方向にアイドルギヤ7の歯車9の横において有している。この段差8の円周部分に、第2バンドブレーキ2のブレーキバンド10が少なくとも部分的に接している。これによって、必要に応じて、アイドルギヤ3と第1部分ギヤセット、ならびに、アイドルギヤ7と第2部分ギヤセットが、制動され得る。] 図1 [0027] 図2には、それぞれレバー要素11、12を介して作動されるバンドブレーキ1、2が設けられた、デュアルクラッチ変速機の第1の可能な実施形態が示されている。それぞれの実施形態に依存しないで、各バンドレーキ1、2は、ブレーキバンド6、10を有しており、その上に適切な摩擦ライニングが付設されている。各ブレーキバンド6、10は、適切な制動効果を割り当てられたアイドルギヤ3、7にもたらすべく、ブレーキバンド6、10を緊張または弛緩させるために、ハウジングに固定配置されている固定された端部と、明示されていない作動装置と作用結合している作動可能な端部と、を有している。ブレーキバンド6、10の各端部は、固定用に相応しく形成された凹部(Ausnehmung)を有する付帯タブ(Anhaengelasche)を有する。] 図2 [0028] 図2に従う第1の実施形態の場合、レバー要素11、12は、それぞれ、例えばピストンシリンダユニットとして形成されている作動装置と結合されている。これにより、レバー要素11、12ないし作動可能な端部の対応する運動によって、バンドブレーキ1、2のブレーキバンド6、10の緊張または弛緩が生じる。] 図2 [0029] 両バンドブレーキ1、2の作動は、互いに独立して、例えば非同時に行われるので、共通の作動を行うことができるし、別個の作動も可能である。両バンドブレーキ1、2の固定された端部は、それぞれの付帯タブを介して、ハウジングに固定されたベアリングピン13に固定されている。] [0030] 図3から図6には、偏心軸14、15を介して作動されるバンドブレーキ1、2を備えたデュアルクラッチ変速機の第2実施形態の様々な図が示されている。第2実施形態の場合、第1バンドブレーキ1を作動するために、少なくとも1つの偏心部16を有する第1偏心軸14が設けられており、その偏心部16に第1バンドブレーキ1のブレーキバンド6の作動可能な端部が連節されている。第1バンドブレーキ1のブレーキバンド6の固定された端部は、ベアリングピン13を介して、ハウジングに固定されている。さらに、第2バンドブレーキ2を作動させるために、第2バンドブレーキ2のブレーキバンド10の固定された端部が、非同軸に形成された第1偏心軸14の軸部17に固定されている。第2バンドブレーキ2のブレーキバンド10の作動可能な端部は、第2偏心軸15の偏心部18に連節されているが、第2偏心軸15の偏心部18は、ほぼ中央に配置された第1偏心軸14の偏心部16に対して軸方向にずらされて配設されている。] 図3 図6 [0031] 第1偏心軸14が明示されていない作動装置を介して回転されると、第1バンドブレーキ1のブレーキバンド6が、緊張または弛緩され得る。これに対し、第2偏心軸15が明示されていない作動装置を介して回転されると、第2バンドブレーキ2のブレーキバンド10が、緊張または弛緩され得る。] [0032] 図4には、2本の偏心軸14、15とベアリングピン13の実施可能な軸受構造が示されている。軸受構造として、偏心軸14、15及びベアリングピン13の割り当てられた端部を収容するための対応する収容口(穴)を備えた、互いに平行に配置された2つのキャリヤ19、20からなる、セントラル軸受けユニットが設けられている。さらに、キャリヤ19、20の、軸の各端部とは逆の側に、複数の軸方向のスラストワッシャー21が、好ましくは両側に、配置されている。図示された軸受けユニットは、取付けの省スペースとコンパクトな配置とを可能にする。もっとも、分離した軸受構造もまた考慮可能である。] 図4 [0033] 図5は、例示的に形成された付帯タブを有するブレーキバンド10の詳細図を示している。ブレーキバンド10の付帯タブは、ブレーキバンド6に対して、異なって形成される。ブレーキバンド10の固定された端部では、ベアリングピン13に適合した基本的に円形状の穴23が付帯タブに設けられている。この穴23の直径は、ベアリングピン13の直径よりもわずかに大きい。これに対して、ブレーキバンド10の作動可能な端部では、ブレーキバンド10の方向に縦長に拡大された穴24が付帯タブに設けられている。穴24の拡大された領域は、偏心軸14、15の軸方向の貫通が可能となるように、設計されている。第1バンドブレーキ1のブレーキバンド6では、両方の付帯タブに、同一の略円形状の穴23が設けられる。] 図5 [0034] 最後に図6には、第1偏心軸14が例示的に示されている。偏心軸14、15は、少なくとも部分的に変形部として製造可能である。第1偏心軸14は、中央に配置された偏心部16と、非偏心に形成された2つの軸部17、22と、を有している。第2偏心軸15では、第1偏心軸14とは異なり、その偏心部18は、第2偏心軸15の中央から外れて配置されている。] 図6 [0035] バンドブレーキ1、2がレバー要素11、12を使って作動されるのか、偏心軸14、15を使って作動されるか、に依存することなく、ブレーキバンド6、10の上昇側で作動する場合、自動的に力が加わるので、必要な制動力は僅かでよく、その際、バンドブレーキ1、2は、摩擦値に敏感である。ブレーキバンド6、10の下降側で作動が行われる場合、自動的に力が加わらないので、より大きな制動力が必要であり、その際、バンドブレーキ1、2は、摩擦値に敏感でない。これによって、場合によっては制動力のよりよい配分が行われ得る。] [0036] 1 第1バンドブレーキ 2 第2バンドブレーキ 3 第6速用のアイドルギヤ 4歯車 5シリンダ部 6 第1バンドブレーキのバンドブレーキ 7 第5速用のアイドルギヤ 8段差 9 歯車 10 第2バンドブレーキのバンドブレーキ 11レバー要素 12 レバー要素 13ベアリングピン 14 第1偏心軸 15 第2偏心軸 16 第1偏心軸の偏心部 17 非偏心の軸部 18 第2偏心軸の偏心部 19キャリヤ 20 キャリヤ 21 軸方向のスラストワッシャー 22 非偏心の軸部 23 本質的に円形の穴 24 本質的に縦長の穴 w_K1 第1変速機入力軸 w_K2 第2変速機入力軸 w_v1 第1カウンターシャフト w_v2 第2カウンターシャフト]
权利要求:
請求項1 自動車用のカウンターシャフト構造のデュアルクラッチ変速機であって、中央同期装置を備えており、各部分ギヤセットを減速するために、ブレーキ装置が設けられており、当該ブレーキ装置として、バンドブレーキ(1、2)が設けられていることを特徴とするデュアルクラッチ変速機。 請求項2 少なくとも1つのバンドブレーキ(1、2)が、カウンターシャフト(w_v1、w_v2)のうちの1本に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項3 少なくとも1つのバンドブレーキ(1、2)が、変速機入力軸(w_k1、w_k2)のうちの1本に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項4 少なくとも1つのバンドブレーキ(1、2)が、1つのアイドルギヤ(3、7)及び/または1つの固定ギヤに割り当てられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項5 第1バンドブレーキ(1)は、第1部分ギヤセットの第6速用のアイドルギヤ(3)に割り当てられており、第2バンドブレーキ(2)は、第2部分ギヤセットの第5速用のアイドルギヤ(7)に割り当てられていることを特徴とする請求項4に記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項6 前記バンドブレーキ(1、2)は、少なくとも1つの電気式、電気機械式、油圧式、電動油圧式、及び/または、空圧式、の作動装置によって作動可能となっていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項7 前記作動装置は、1つのピストンシリンダユニットを有していることを特徴とする請求項6に記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項8 前記作動装置は、電気モータユニットを有していることを特徴とする請求項6に記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項9 各バンドブレーキ(1、2)の作動装置またはブレーキバンド(6、10)には、リセット要素が割り当てられていることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項10 各バンドブレーキ(1、2)を作動させるために、各バンドブレーキ(1、2)のブレーキバンド(6、10)の作動可能な端部に、レバー要素(11、12)が連結されており、各バンドブレーキ(1、2)のブレーキバンド(6、10)の固定された方の端部は、ハウジングに固定されていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項11 第1バンドブレーキ(1)を作動させるために、少なくとも1つの偏心部(16)を有する第1偏心軸(14)が設けられており、当該偏心部には第1バンドブレーキ(1)のブレーキバンド(6)の作動可能な端部が連結されており、第1バンドブレーキ(1)のブレーキバンド(6)の固定された方の端部は、ハウジングに固定されていることを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項12 第2バンドブレーキ(2)を作動させるために、第2バンドブレーキ(2)のブレーキバンド(10)の固定された方の端部が、第1偏心軸(14)の軸部(17)に固定されており、第2バンドブレーキ(2)のブレーキバンド(10)の作動可能な端部が、第2偏心軸(15)の偏心部(18)に連結されていることを特徴とする請求項11に記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項13 各バンドブレーキ(1、2)のブレーキバンド(6、10)の固定された端部は、ハウジング固定のベアリングピン(13)に固定されていることを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項14 前記バンドブレーキ(1、2)のブレーキバンド(6、10)の端部を固定するためのベアリングユニットが設けられていることを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項15 前記ベアリングユニットは、偏心軸(14)およびベアリングピン(13)の割り当てられた端部を収容するための収容口を備えた、少なくとも1つのキャリヤ(19、20)を有することを特徴とする請求項14に記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項16 前記ブレーキバンド(6)の端部は、基本的に円形状の穴(23)を持つ付帯タブを有しており、当該穴は、前記ベアリングピン(13)が貫通できるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。 請求項17 前記ブレーキバンド(10)の両端部は、異なる付帯タブを有しており、固定された端部は、基本的に円形状の穴(23)を持つ1つの付帯タブを有しており、作動可能な端部は、基本的に細長に広がっている穴(24)を持つ1つの付帯タブを有しており、前記各穴は、偏心軸(14、15)またはベアリングピン(13)が貫通できるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のデュアルクラッチ変速機。
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同族专利:
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引用文献:
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